妊活中に女性が一番気になるのは、排卵日です。
排卵日前後にタイミングが取れなければ、妊娠はしません。
みなさんは、どのようにして排卵日を特定していますか?
よく言われるのは、生理の14日前が排卵日、というもの。
生理の記録をとるアプリでは、生理の日を入力すると、その14日前に排卵日マークがつきます。
そして、生理周期を平均して測定し、次の生理予定日、そしてその14日前の排卵予定日を予測してくれます。
ですが。
これ、本当なの?と疑問に思いません?
気になったので、調べたことと、私の体験談も交えてお伝えします。
どうして排卵後14日で生理がくるの?
女性の生理周期には個人差があります。
生理周期が短い人であれば、25日で次の生理がきますが、遅い人では38日くらいかかります。
25日から38日で次の生理がくる場合は、通常の生理です。
24日以内に次の生理がくる場合は『頻発月経』、38日以上かかって次の生理がくる場合は『稀発月経』と呼ばれます。
日数に個人差がある生理周期ですが、この差は主に、排卵までの日数の差となります。
というのも、排卵するまでに分泌される卵胞ホルモンは、その期間に個人差があるのに対し、排卵から生理までに分泌される黄体ホルモンは個人差が少なく、だいたい14日間続くことがわかっているからです。
このことから、アプリなどでは、生理開始から14日前を、排卵日として特定しています。
絶対に排卵から14日で生理はくる?
ここで気になるのが、個人差がないとされる黄体ホルモンです。
だいたい14日間続いてその後に生理が来る、とされていますが、本当でしょうか。
これも実は、少しだけ個人差があって、必ず14日でくるとは限らないのです!!
黄体ホルモンが続く期間は、14日±2日、つまり標準で12日から16日です。
ただ、黄体ホルモンの寿命の個人差は少なく、排卵後14日で来る人がやはり多いので、生理から遡って14日前が排卵日、とされているようです。
また、12日から16日の間の個人差については、2つのパターンが考えられます。
たまたまその周期だけ14日ではないのであれば、早まったり遅れたりした原因が治れば、元に戻ります。
例えば、その原因が特定のストレスであれば、そのストレスの原因がなくなればまた14日くらいに戻りますし、排卵日の予測も比較的容易です。
ただ、毎週期とも黄体期が14日ではない、ということであれば、排卵日の特定も変わってきます。
排卵日はどうやって特定する?
もし、排卵日の特定をアプリに頼っていて、中々妊娠できない‥と思っているのであれば、一度、他の方法を試し、自分の生理周期を見直してみてもいいかもしれません。
基礎体温を測る
基礎体温を測ることは、女性の健康管理に役立ちます。
特に妊活中は、基礎体温を測ることで、不妊につながる原因が見つかることもあります。
基礎体温でわかる排卵日は、生理から排卵までの低温期、そして排卵後から生理までの高温期の境目です。
排卵直前に、陥落日といってガクッと基礎体温が下がる日があります。
そこから高温期にのぼっていくまでの間に排卵日がきます。
排卵日の確実な特定にはつながりません。
ただし、思ったよりも自分の排卵日は早かったのかも‥という、ある程度の予測はつけられます。
私自身、1回目の妊娠の時は、基礎体温をつけてみて、自分が思ってたよりも2日くらい早めにタイミングを取る必要があるとわかり、基礎体温をつけ始めて1回目に妊娠することができました。
つまり、排卵から生理まで、14日より少し長いことが判明したのです。
アプリに頼っていたのであれば、妊娠できていなかったと思います。
また、低温期と高温期の差がなかったり、高温期が短かったり‥と、黄体機能が正常に働いているかどうか、簡単に自己診断することができますし、受診の目安になるかと思います。
ただし、基礎体温は参考程度に‥
基礎体温は、排卵日の特定に、ある程度の役割を果たしてくれます。
また、黄体機能の働きを自己診断することもできます。
ただ、私の場合は、2回目の妊娠は、こんな基礎体温で妊娠するの?というような、ガタガタグラフでしたし、正直妊娠を諦めていたのです。
それでも妊娠できた。
産婦人科の先生にも、参考程度にみることが大切だと教わりました。
排卵日を特定する方法として、基礎体温は重要ではありますが、妊娠することは基礎体温が全てではありません。
基礎体温がガタガタで2層じゃなくても着床も妊娠継続もできた体験談
排卵検査薬を使う
排卵検査薬は、正しく使えば排卵日の特定が可能です。
薬局で手軽に買えるので、排卵日が合っているのかわからない人は、一度試してみるといいでしょう。
実は、私は使ったことがありません。
一度目の妊活の時は、まだ薬局で購入できなかったので、二度目の妊活でも、なんとなく身近に感じられなかったのです。
ただ、仲の良い友達が使っていたそうなので、話を聞いてみました。
妊娠の確率をあげるためには、排卵日前から精子が子宮内で待機しておく方がいいですよね。
それは、精子の寿命が2〜3日なのに対し、卵子は長くても1日くらいしか寿命がありません。
排卵日当日にわかったとしてタイミングを取っても、卵子が受精能力を失っている可能性があります。
排卵検査薬は、事前に排卵日が予測できる点が、妊活時の排卵日の特定手段として優れています。
基礎体温だと、くっきり低温期と高温期がわかれていたとしても、排卵日を事前に予測することは難しいのです。
また、煩わしい産婦人科の受診の必要もなく、手軽に薬局で購入できるのもいいですよね。
ただし、お金の問題がつきもの。
排卵日前から1週間くらい使わなくてはいけないので、1周期でかなりの数を費やします。
確実に1日2回使うとなると、なおさらです。
こういうものは、Amazonでまとめ買いがお得かなと思います。
産婦人科を受診する
こちらも、私自身は排卵日の特定のために受診したことはありませんが、別の友人が受診したそうです。
その友人は、生み分けも含めて、排卵日を特定したいと思って受診したところ、すぐに妊娠することができたけれど、生み分けはうまくいかなかったそうです。
産婦人科で排卵日を特定する方法は、超音波エコーです。
経膣エコーで、卵巣により近い位置からエコーを当てて、卵胞の大きさを調べてもらいます。
卵胞は、1日1.5mmずつ、排卵日前までに20mmに大きくなるので、そのサイズを元に、排卵日を予測します。
よって、排卵日まで何回か受診しなくてはいけません。
体の中をエコーで見て排卵日を特定するので、基礎体温や排卵検査薬よりも確実性があがります。
絶対に排卵日を逃したくない場合は、産婦人科に通うことをオススメします。
ただし、こちらは保険適用外なので、それなりの金額がかかります。
お金と時間の面がクリアできる場合は、受診することをおすすめします。
排卵日を正しく知ろう
子供が欲しいと思って、すぐに妊娠しない人は、意外に多いものです。
私の周囲でもたくさんいますし、わたしもすぐに妊娠したわけではありません。
自分だけだと思い悩まず、まずは正しい排卵日を知り、生理周期を見直すことから始めてみるといいかなと思います(^^)/
アプリでの排卵日の特定が、もしかしたら間違っているかもしれないので、基礎体温や排卵検査薬など、いろいろな手段を使って総合的に判断してみてくださいね☆
できることから一歩ずつ!
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