電子ピアノが欲しい!と思ったきっかけは何でしょう。
◎まだ習わない小さな子供に興味を持ってほしい
◎大人になって趣味として始めたい
◎昔ピアノを習っていて再開したい!
でも、ここでやっぱり、アップライトピアノやグランドピアノじゃなくていいのかな…と悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、電子ピアノのメリットやデメリットをまとめてみることにしました。
私は幼児から大学生まで、クラシックピアノを習い、自宅ではアップライトピアノで14年間弾いてきましたが、息子には電子ピアノを買ってあげる予定です。
電子ピアノのメリット
電子ピアノが日本で誕生したのは1970年代初め頃。
それから、めざましい技術の発展と社会情勢の変化により、電子ピアノは一気に普及しました。
電子ピアノを選択することで得られるメリットは、たくさんあるんです!!
- 音量調節が可能なので騒音問題が起こりにくい
- ヘッドフォンをつけることが出来るので、早朝や夜間も練習可能
- 値段が安いものもあり、ピアノを始めるきっかけになる
- 調律がいらないので、ランニングコストが小さい
- 生ピアノより小さくて軽いので、設置しやすい
- 自動伴奏機能やアプリ・Bluetoothに接続可能なものもある
音量調節が可能
まず初めに、やはり電子ピアノのメリットして一番にあげられるのは、音量調節ができること!
生ピアノは、音量調節ができない上に、響板から響く音がものすごく大きいですよね。
それがピアノ本来の美しさでもありますが…。
その点、電子ピアノは音量が調節できるので、家の実情に合わせて音量を調節することが可能なので、集合住宅や狭小住宅に住んでいる人には、とってもメリットになります。
ひと昔前よりも、騒音に対する意識は高まり、住んでいる人の感覚も変化しています。
近所の人であっても、ピアノの練習頑張ってるな、と思ってくれる人ばかりとは限りません(ノД`)・゜・。
めっちゃ広い家に住んで、ご近所さんがみんないい人!最高!
みたいな人以外は、突然、騒音問題が出てくることもあるのが現実です。
ヘッドフォンをつけることが出来る
電子ピアノでは、ヘッドフォンをつけて弾くことができるので、時間を気にせず、夜間や早朝にも弾くことが可能。
しかも、電子ピアノはヘッドフォンをつけて練習することを前提として製造されているため、ヘッドフォンを付けた時の音質や音の立体感にもこだわっています。
ヘッドフォンでいい音で弾きたい場合は、正直電子ピアノの方が圧勝です。
購入価格とランニングコストを抑えられる
電子ピアノは、国内メーカーであれば4万円程度から購入可能。
初期投資が生ピアノより安いため、予算がなくてもピアノを始められるのは、とてもメリットです。
また、生ピアノだと年に1度の調律が必要ですが、電子ピアノは調律不要ですので、故障以外でのランニングコストがかからないのです。
生ピアノより軽い
さらに、アップライトピアノの重量は200kg以上しますが、電子ピアノだと重くても80kgなので、床の補強なども必要なく、また、動かすことも可能です。
自動伴奏機能やアプリ・Bluetoothに接続可能
デモ曲が内蔵されていたり、自動伴奏機能でピアノレッスンを楽しむことができるモデルもあったり…
と、電子ピアノならではの機能でよりピアノ演奏を楽しむことが出来るのも、魅力的ですね(^^♪
アプリで楽譜を見たり、レッスンの記録を取ってくれたりして、連携することで、ピアノの上達をサポートしてくれます( ゚Д゚)
しかも、Bluetoothオーディオ機能が付いた機種では、スマホと接続して、電子ピアノの構成のスピーカーで好きな曲を再生することが出来ます(^^♪
楽器以外の部分でも、楽しめるのがいいですね!!
電子ピアノのデメリット
こんな素晴らしい電子ピアノですが、やはりデメリットもあります。
- 生ピアノとタッチ感が違う
- 生ピアノより表現力に乏しい
- 高級モデルだと中古のアップライトピアノが手に入る価格に…
- 電化製品としての寿命がある
生ピアノとタッチ感が違う
生ピアノでは、鍵盤を押すと奥にあるハンマーがシーソーのように跳ね上がり、弦を叩いて空気を震わせることで音が鳴る仕組みです。
しかし、電子ピアノは、生ピアノのように弦はなく、鍵盤を押すとセンサーが触れて電子音が鳴る仕組みです。
音を出す仕組みが違うので、鍵盤を触った時のタッチ感も生ピアノと電子ピアノでは違うのです。
また、低価格モデルでは、樹脂製(プラスチック)の鍵盤を使っているので、生ピアノよりも軽く感じるものが多いのです。
また、生ピアノと木製鍵盤を搭載したモデルであれば、鍵盤を押したときの重さや鍵盤の戻りが良く、演奏性に優れているので、電子ピアノのタッチ感が気になる方は、木製鍵盤モデルを選ぶといいですね(‘ω’)
生ピアノより表現力に乏しい
また、ハンマーが弦を叩いて空気を震わせ、響板に響かせて大きな音が鳴る生ピアノ。
一方で、電子音を出すだけの電子ピアノは、生ピアノにはできるニュアンス表現が、うまくできないこともあります。
しかし、ここにもやはり技術の進歩があり、モデリングという技術が電子ピアノでの演奏力を向上させています!
サンプリング(録音)されたピアノ音源をコンピュータが瞬時に生ピアノの発音機構に合わせて計算し、加工して音を作り出す技術のこと
モデリング技術の発展により、電子ピアノの表現力の幅は大きく広がり、共鳴音や倍音まで広がりのある音を出すことができるようになりました。
とにかく、高級モデルの表現力はものすごく高いです!
昔の電子ピアノとは雲泥の差があります。
価格が高いものも…アップライトピアノも買えちゃう!?
各メーカーから出ているフラッグシップモデルは、とにかく高性能で生ピアノに近い演奏力を備えています。
その分、お値段は高め。
定価50万円を超えるモデルもあるんです…。すごいですよね。
この値段が出せるなら、正直アップライトピアノも買えるし、中古のアップライトピアノよりも高額になってしまうモデルもあるんです。
電子ピアノの高級モデルを買うときは、本当にその値段を出して、アップライトを買うよりメリットがあるのか、ということも判断しなければなりませんね。
ただ、電子ピアノを買う人は、騒音問題を気にしての選択、と言う人も多いと思いますので、デメリットにならないかもしれません。
電化製品としての寿命がある
電子ピアノは、電子製品としての特徴があり、その中で一番のデメリットになるのが、寿命です。
実家のアップライトピアノは、30年以上の時を経てもまだ使えます。
15年で壊れるとわかっているものに、高額は出しにくいですよね(;_;)
しかも息子はタッチ強めなので、演奏が激しいと15年もたないかも(;_;)
でも、レッスンでめきめきと上達するには、ある程度のレベルの電子ピアノが必要になってきます。
ただし、15年後には息子は成人しているし、娘も大学生になっているので、どのみち買い替えの時期になるかなと思います(^^♪
生ピアノと比べたら短い寿命ですが、
そこまで続けたなら、防音室付きの生ピアノにしてあげよう(*’▽’)
と思える長さかもしれませんね!!!
電子ピアノでもピアノは上達する?
最近の電子ピアノは性能が良く、タッチ感や表現力の面で、生ピアノに付かづく努力を各社が追い求めています。
昔のピアノの先生は、電子ピアノじゃダメ!という先生も多かったと思いますが、今は時代も変わり、電子ピアノへのイメージもかわりつつあります。
私はアップライトピアノ育ちですので、声を大にして、電子ピアノもちゃんと上達する!!と言うのは変かもしれません。
ただ、私は電子ピアノでも十分表現できるし、楽しく演奏することもできます。
弦の響きなんかを感じる前に、目の前の演奏でいっぱいいっぱいのレベルだからかもしれません(笑)
そして、15年前にライブで使っていた電子ピアノとは比べ物にならないくらい、現在はとにかくピアノに近い電子ピアノがたくさん販売されています。
音大を目指すような本格的なピアノのレッスンに通っている方は、もちろん生ピアノ、それもグランドピアノが必要だと思いますが、習い事としてのピアノであれば、正直電子ピアノで充分ですよ(^^♪
ただし、電子ピアノには種類がたくさんあり、選ぶポイントをおさえて購入すれば、満足できる1台に出会うことが出来ると思います!
電子ピアノでいいのかな、と悩んでいる方の参考になれば幸いです(#^.^#)
コメント