こんにちは◎
昨年度、長男の幼稚園の卒園対策委員会にて、スライドショーを任されることになりました。
そして私、スライドショーを作るのが、完全に初めてだったんです。
謝恩会ギリギリに回ってきた担当。
初めてだからって、絶対妥協したくない!感動するスライドショーを作りたい!でも時間がない!!
今回は、謝恩会で流すスライドショーの、感動する構成や、初心者でも失敗しない手順を紹介します。
もちろん、スライドショーを編集する無料ソフトも紹介しますので、参考にしてみてください。
スライドショーを作る手順①
謝恩会のスライドショーを作る手順は、様々にあると思いますが、私の委員会では事情があって、謝恩会ギリギリに担当が回ってきて、しかも初心者だったので、本当に大変でした。
だからこそ、作業負担軽減のため、簡単に作成する方法を模索して作りました♪
経験をもとに、初心者でもできるおすすめの手順をお伝えします。
構成を考える
スライドショーを作ると決まったら、一番初めにすることは、全体の構成を考えることです。
どんなスライドショーにするか、大枠を先に決めてしまうことが大切です。
起承転結を考えながら、構成を組みます。
私がスライドショーを作った時は、時間がなかったので、ほぼ一人で構成を考えましたが、委員の皆さんで考えるのもいいと思います。
謝恩会全体の時間に対して、スライドショーに当てる時間がどれくらいか、その中でどのような演出が可能かを検討します。
どんなスライドショーにするのか、先生を泣かせるのか、保護者を泣かせるのか、子供に楽しんでもらうのか…!
私は15分のスライドショーを任されましたので、まずはだいたいこんな感じで構成を組みました。
この構成は最初の案なので、変わっていくもの。
とりあえずこのくらいで、次はBGMを決めます。
BGMは、運動会や発表会で使ったものを中心に選定しながらも、保護者や先生を泣かすためにも泣ける曲を選ぶのも大切です(^o^)
曲が決まれば、本格的な構成を組みます。
こんな感じ。
タイム | BGM | 写真 | |
①オープニング | 0分 | ♪サークルオブライフ | 園内の動画+素材写真
スライドショーのテーマの表示 |
②先生紹介 | ⇨2分20秒 | 学年ごとに撮影
写真1枚 |
|
③年少 | 2分20秒 | ♪やってみよう | 写真1枚3.7秒
年少写真約20枚 |
④年中 | ⇨5分10秒 | 年中写真約20枚 | |
⑤年長 | 5分10秒
⇨10分30秒 |
♪友よ この先もずっと | 写真1枚3.5秒程度
年長写真約80枚 集合写真 |
⑥担任インタビュー | 10分30秒
⇨11分30秒 |
♪オルゴール | 各クラス担任から30秒ずつ
インタビューしたものを編集する |
⑦園児紹介
+エンドロール |
11分30秒
⇨15分20秒 |
♪たいせつな ともだち | 各家庭から写真を借りる
入園した頃の写真と現在の写真 1人約4.5秒ずつ グループ写真でエンドロール |
写真を1枚何秒表示にするか考え、セクションごとに、どれくらいの写真の量が必要かを決めていきます。
この構成、すごくおすすめです。
今回は曲の都合でこうなりましたが、先生紹介を最後の方にもってくるのも、感動して泣けますよ◎
写真の1枚の表示時間は何秒がいい?
例えば、結婚式で流れるスライドショーでは、登場人物も少なく、中心人物は2人ですので、1枚1枚ゆっくりとした表示時間を作れますが、謝恩会のスライドショーは、主役は園児全員!!
みんなを写すのが、またまた大変ですし、平等にしようとすればするほど、必要な枚数も増えていきます。
大人数で写っているものであれば長く表示できますが、大きなスクリーンで見ても顔が小さく見えるので、注意が必要です。
謝恩会では、人物がはっきりわかる写真を、1枚3〜4秒を基本に写真枚数を考えていくのがいいと思います。
ただ、顔が大きく2人しか写っていないような写真は、2秒くらいでもインパクトがあります。
また、曲のタイミングに合わせて写真を切り替えていくのか、曲が決まれば、切り替えのタイミングも掴めますので、園児数とも照らし合わせながら、大体どれくらいの表示時間がいいか考えましょう。
その他おすすめの構成
今回はこんな構成にしましたが、謝恩会スライドショーで感動する構成として、他に考えていたものもあります。
写真や素材を集める
構成が決まれば、スライドショーに使う写真や素材を集めていきます。
まず、大切な園児の写真を集めたのは、主に保護者会から。
今年は新型コロナウィルスの影響でできませんでしたが、自分たちで園に出向いて写真を撮影する方法もあります。
また、入園したての頃の写真は、保護者から各自LINEで送ってもらいました。
忘れている方もいると思うので、締め切りに余裕を持たせた方が無難かも。
動画撮影もしました。
園と日程を調整して、園児のいない時間に園内の動画と担任の先生のインタビューを撮影させていただきました。
園内の動画や担任インタビューは、子供たちに好評でしたよ!
あと、あれば素敵になる素材写真には、こんなものも。
スライドショーでは、横向きの写真の方が使いやすいです!
写真の選別をする
次に写真の選別です。
正直、ここが一番大変。
時間も労力も、頭脳も要します。
謝恩会の委員の人たちで手分けして作業することも可能ですが、その場合でも、編集担当は全ての写真に目を通しておくことをおすすめします。
“〇〇くんの写真がたりない!”
後からそうなった場合でも、編集者が目を通しておけば、写真の差し替え作業がスムーズにできるからです。
さて、写真の選別は2段階に分けて行います。
第一段階では、年度行事別に写真をフォルダ分けしていきます。
ここでは、同じメンバーが写っている似たような写真や、ブレていて使えないような写真などを排除しつつ、あまり選別しすぎて減らさないようにしておきます。
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第二段階では、構成に合わせて必要な枚数を確認しながら、各構成ごとに実際に使う写真だけをフォルダ分けしていきます。
この選別では、みんながちゃんと写っているか、確認しながら作業していきます。
名簿にチェックを入れながら、一度も写っていないような子供が出てこないよう、配慮しながらの選別です。
とにかく目がチカチカするってくらい、子供の顔とにらめっこ!
写真を選別し始めた頃は、懐かしくて、子供たちの成長に感動して泣いていました。
が、作業が長引くにつれ、だんだん感情がなくなってきます(・Д・)笑
写真を使いたい順番に並び替える
フォルダ内で使いたい順番に写真を並べ替えておくと、編集ソフトで作業する時にとても楽になります。
使うソフトにもよりますが、基本的には、ドラッグ&ドロップで写真をソフトに入れていきます。ソフト内で並べ替えるのは大変ですし、抜けが出てきてしまう可能性があります。
第二段階の写真選別の時に、フォルダ内で並べ替えておくといいかと思います。
並べ替える方法は、写真の名前を変えるもの。
例えば、たんぽぽ組の1年のフォルダがあるとすれば、『t_1』 のように名前を変更し、スライドショーで表示したい写真の順番に並べ替えます。
名前が変更できたら、そのフォルダ内で、『名前順』に並べ替えます。
すると、フォルダ内で使いたい順番に写真が並ぶので、まとめてドラッグ&ドロップで、編集ソフトに入れることができます。
スライドショーを作る手順②
ここまできて、下準備がやっと終わります。
いよいよソフトを使った編集作業に入ります。
編集ソフトはDaVinci Resolveを使いました
Macを持っていれば、最初から入っているiMovieで簡単に作ることが出来ます。
エンドロールまで作ることができるし、何より編集しやすそうです。
Windowsでは、ムービーメーカーという標準ソフトがなくなった現在、Windows10以降の標準ソフトで作るのであれば、フォトしかありません。
ただ、簡易ソフトです。
簡単に作れますが、機能もそこそこです。
そこで私は、本格的な動画編集ができるという、DaVinci Resolve(ダビンチリゾルブ)という動画編集用の無料ソフトで作成しました。
DaVinci Resolve(ダビンチリゾルブ)は、これがホンマに無料なん?というほどの本格派ソフトで、画面の調整や音楽の編集、エンドロールの作成、MP4への書き出し作業まで、このソフト一つで行えました。
先生へのインタビュー動画も使ったので、本当に便利でした!
ただし、動画編集ソフトなので、スライドショーに特化していないことは確か。
なかなか面倒な作業もでてきます。
個人的には、十分すぎるくらい使いやすかったです!
ダビンチリゾルブで作ったサンプル動画がこちら↓
※もし、有料ソフトを使うのであれば、『Filmora』が本格的なスライドショー作成に向いてそうです。
構成ごとに編集する
オープニングからエンディングまで、同じプロジェクトで順番に編集するよりも、構成ごとに別プロジェクトで編集する方が楽かと思います。
構成ごとに別枠にしておくと、編集作業の順番が構成の順番でなくても大丈夫ですし、セクションごとの見落としも少なくなります。
プロジェクト間でコピペができないソフトの場合は、一旦プロジェクトごとに動画ファイルとして書き出し作業をした後、その動画ファイルを順番につなげて、一つのスライドショーにする方法もあります。
動画ファイルをつなげる作業は、Windowsのフォトでも簡単にできます。
トランジションやエフェクトは効果的に
写真をズームしたり、揺らしたりするエフェクトや、段々と次の写真へ移行したりするトランジションの機能を使って、動きのあるスライドショーを作ることができます。
動きがあることで、見る人が飽きないですし、見る人の心を揺さぶることもできます。
ただし、謝恩会のスライドショーは、園児がたくさん映っています。
ズームしたり、写真を揺らしたりすることで、端に写っている子供が見切れないか、写真の表示時間が短くなりすぎないか、注意しながら効果的にトランジションをつけていきます。
また、一枚ごとの写真の表示時間にも限りがあります。
動きがない方が、子供の顔を認識しやすい場合もあります。
曲に合わせて、動きなしの写真をパッパッと切り替えていく方が見やすいこともあります。
テキストを入れる
「運動会」「遠足」など、行事やイベントごとに、写真にテキストを入れました。
また、子供たちや保護者、先生へ向けた感動のメッセージも入れました。
オープニングとエンディングに、メッセージを入れると感動が深まります!
動画ファイルからDVDへ
編集が終われば、動画ファイルに書き出し、その後、謝恩会で流す本番用のDVDを作成します。
MP4への書き出し
編集したものを、動画ファイルに書き出しします。
私が使ったDaVinci Resolveでは、書き出し作業もそのままできました。
動画のファイル形式は色々ありますが、一般的なMP4にしておきます。
WindowsでもMacでも、スマホでも再生することができます。
15分のスライドショーで、40分くらいです。
作業が始まれば、放置しておくだけで動画ファイルが作成されています。
委員会内で共有する方法
MP4の動画ファイルは、USBメモリなどを使って共有することもできますが、会議のない時に共有したいときもあると思います。
そんな時は、Googleドライブが便利です。
Googleアカウントを持っている人であれば、Googleドライブ上で動画を共有し、スマホでも見ることができます。
アップロードした人が許可した人のみ、閲覧可能になります。
是非活用してみてください。
DVDを作成する
園や学校のプレイヤーで再生できるよう、本番再生用のDVDを作りました。
DVDが必要かどうかは、上映方式にもよります。
ただ、DVDにする場合、こんなことに。
そのままの画質で見てもらうのであれば、パソコンやタブレットで直接繋いでもらった方がいいかと思います。
息子の幼稚園では、繋ぐためのケーブルがなかったので、DVDにしました。
DVDにするときは、DVD Shrinkという無料ソフトを使いました。
あとは、園や学校で再生できるか事前に確認して、全ての作業が終了します\( ˆoˆ )/
達成感が半端ないです
手順①の、編集ソフトに至るまでの全ての作業で30~40時間はかかっていますし、手順②の、編集ソフトを操作して以降の作業も50時間以上かかっています。
音楽の使いたいところだけ切って繋げたり、特定の子供の顔をアップにしたり、あとから写真を差し替え作業をしたり‥。
我が子の写真アルバムから、他の子の写真がないか探してスキャンしたり‥。
何十回、何百回と見直して…。
とにかくもう、わからないくらいの時間を費やしました。(笑)
私の場合は、2ヶ月で全ての作業をしたので、本当に本当に大変でした。
めちゃくちゃ寝不足。
委員会が始まったら、すぐ行動することを、強く強くおすすめします。(笑)
全てが終わった今、何を思うかというと。
すっげー達成感!半端ない達成感!!
というところです(笑)
半分は自己満足の世界です。
それでも、「感動して泣いてしまいました」なんていう保護者の声を聞くと、頑張って作って良かったな〜と思いました。
これから謝恩会のスライドショーを担当する方の、少しでも参考になりましたら幸いです。
ぜひ、計画的に作っていってくださいね!
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