伝統空手を始めるのであれば道場選びは慎重に!押さえるべきポイント

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教育
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伝統空手は、武道の中でも人気の習い事。

小さい子供から大人まで、みんな楽しむことのできる習い事ですね。

ただ、どんな習い事でもそうですが、教室や道場によって、カラーは全然違います。

特に、空手のような武道の世界は、古い体質が残っていたり、言動に暴力性の高い指導が残っている場合があります。

どうして空手がやりたいのか。
空手を通して何を学びたいのか。

この目的を明確にして、道場を慎重に選ぶことが大切✨

今回は、空手を始めるに当たって、道場選びで押さえておくべきポイントをお伝えしていきます。

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息子に空手を始めさせた理由

そもそも、私が息子に空手をすすめた理由は、『嫌なことがあっても、自分の中で消火できるような心の強さを持ってほしい』という気持ちからでした。

年中児の頃は、こんなこと言うと私も保育士なので何とも言えませんが、とにかく担任の先生がダメダメで‥。

クラスでも何かと馬鹿にされたり、仲間はずれにされたりしていました。

参観日にその様子を見てしまい、気付かない幼稚園の担任と、それを見て見ぬ振りする保護者‥。

それに、息子がSOSを先生に出すと、『息子くんは困ったらなんでも担任の私に言ってくるから困っています』と先生に懇談で言われたんです。

それ、あなたの仕事ね…という言葉は飲み込みました…。(笑)

この状況を打破するには、

はまじ
はまじ

息子が自分自身で強くなるしかない!
そうじゃなきゃこれから息子が困る!!

と思って、武道を習わせるのがいいんじゃないか‥と考えたんです。
ちょっと安直だったかもしれませんが、そうやって始めることも多いのが空手。

そこで、私は長男のために、空手道場を探しました。

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 伝統空手とフルコンタクト空手

空手には、伝統空手とフルコンタクト空手があります。

フルコンタクトは新しい空手の為、ほとんどの道場が伝統空手ではありますが、簡単に内容を整理します。

伝統空手
  1. 直接の打撃をさける、いわゆる”寸止め空手”
  2. 伝統技術に基づき稽古や試合を行う
  3. 組手ではグローブと防具を使用する
  4. 型を重視する
  5. 礼儀・礼節を重んじる

伝統空手には数多くの流派がありますが、松濤館流、剛柔流、糸東流、和道流を「四代流派」といいます。

伝統空手の組手の試合では、寸止めで試合を行うため、寸止めしていなかったら相手を倒していた攻撃に対してポイントが加算されます。

防具とグローブを着用し、スポーツの要素が強いです。

また、礼儀や礼節を重んじ、精神面での教育が重視されている道場が多いのも魅力です。

フルコンタクト空手
  1. 相手に直接打撃を与える空手
  2. 素手で攻撃することが多い
  3. 型よりも実践を重視する

フルコンタクト空手は、相手に打撃を与える実践重視の空手です。

一番有名なのは極真空手であり、実は源流には剛柔流、松濤館流からきています。

フルコンタクトは、相手にダメージを与える為、体重を乗せて攻撃することもあり、けがをすることもあります。

そのため、スポーツというよりは格闘技に近い競技となっています。

はまじ
はまじ

息子がお世話になったのは、伝統空手です。

我が家では、精神面での成長を重視しましたので、迷わず伝統空手一択でしたが、格闘技につながるような強さを求める場合は、フルコンタクト空手もおすすめです。

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伝統空手道場を見極めるポイント

伝統空手は、だいたい四代流派に属する道場になっています。

流派により、攻撃や型に差がありますが、重んじているポイントは同じです。

我が家もそうですが、伝統空手の細かい点が分からない場合は、流派に大きくこだわる必要はないかと思います。

それよりも大切な、道場を見極めるポイントがいくつかあります。

はまじ
はまじ

道場選びに失敗すれば、子どもの成長は見込めません。

どんな挨拶をしているか

どのような習い事でもそうですが、挨拶や声出しは基本です。

稽古が始まる前や最後に、座って挨拶をすることは、空手の基本中の基本ですので、やっていない道場はないと思います。

ただし、コミュニケーションとしての挨拶がしっかりできているかどうかは、とても大切です。

その道場の、指導者としての器や、子どもへの教育方針が、わかりやすく表出するからです。

見学に行ったときに、子どもへの教育がなされている道場と、そうでない道場は、挨拶でまず見極めます。

教育的に良い道場
  1. 見学に来た保護者に道場生の子供たちが自主的に挨拶にくる
  2. 道場生が指導者に挨拶をした時に、指導者の方から声掛けをしている
  3. 挨拶をしている道場生の目がいきいきとしている
気を付けた方が良い道場
  1. 道場生が保護者に挨拶をしっかりとしない
  2. 指導者が挨拶をおざなりにしている、あるいは無視する
  3. 道場生の方が一方的に挨拶することが常態化している様子

指導者は、あくまで指導者です。

道場生の方が一方的に挨拶しているような道場では、いじめのような関係が起きやすい、ということを理解しておくべきです。

子供たちがひとりひとり、目を見て挨拶してくれるような道場では、たとえ空手の技術の成長がゆっくりだとしても、信頼関係が生まれるので、続けてみようという気持ちにも繋がります。

はまじ
はまじ

指導者の、教育者としての質が、一番出やすいのが、挨拶だなと思います。

指導者の質と人数

私の息子が通っていた近所の道場は、基本的には家族で指導を行っていました。

特殊だったかもしれませんが、指導者家族が仲良しで、平気で道場生の陰口を言うような環境でした。

また、教育的な言葉を発する指導者もいませんでした。

道場を変えようかと、他の道場を見に行ったり、通っていた道場の他の支部を見に行くと、指導者の質が大きく違っていて、とても驚きました。

一度入門すれば、なかなか道場を変えることはできない、という場合もあります。

そこで、指導者について見極めるポイントとして

指導者がたくさんいて、それぞれが熱心に指導を行っているか
家族や身内だけで指導者を固めていないか(帯などで名前を確認すること)
◎道場の説明で、どんなことを大切に指導しているかを明確に話せているか

この3点は、必ず見ておきたいポイントです。

家族経営でもとてもいい道場もありますが、多角的に物事を教わる、という意味でも、指導者は家族以外の人がいる方が望ましいです。

◎できたことを明確に言葉にして褒めているか
◎どうすればよいかを言葉で道場生に伝えられているか

この2点も大切です。

できないことがあっても、例えば「今の突きはもっと早く」とか、「もっと足を出して」など、具体的に指導で来ているかも大切です。

「なんだそのへなちょこな突きは!」なんて叱られても、特に子どもは理解できないですし、自信も失います。

よかった部分も同時に伝え、自分の成長を感じられるように指導している指導者もたくさんいます。

はまじ
はまじ

空手は、自信があってこそ、組手の相手に積極的に攻撃できるスポーツです。
その精神面での教育が稽古の中でなされているかは、とても重要です✨

道場生がたくさんいるか

子供によっては、少数精鋭の空手道場の方が合っている場合もあるでしょう。

ただし、人気の空手道場にはたくさんの道場生が集まります。

そして、道場生が多い方が、組手の練習相手も多くなり、結果的に技の向上にもつながります

また、稽古が厳しい、つらいと感じた時に、仲間の存在は大切ですが、道場生が多い方が仲間も見つけやすい

また、空手は個人競技なので、道場生が多くても試合に出られます。
レギュラー勝ち取れるか問題もないので、人数のすくない空手道場に行くメリットはあまりありません。

私は、人数が少ない道場の方が丁寧に指導してもらえる、と勘違いして、人数が少ない道場にすぐに決めてしまいましたが、本当に後悔しています。

同じ学年の子も、近くの学年の子もおらず、仲間も組手相手もいませんでした。

はまじ
はまじ

出来れば、指導者が良くて、子どもが集まる人気の道場に行く方がいいです。

年齢を超えた交流があるか

指導者が良く、道場生のたくさんいる空手教室では、上級生が下級生に教えたり、一緒に準備をしたりして、交流をもっています。

教える側の上級生は、言葉にして教えることで、自分の振り返りにもなりますし、上級生としての自覚も芽生えます。

また、下級生はあこがれの気持ちも持てますし、敬う気持ちを持って接することができ、また行動面での指標があることで、心も技も成長が早くなります。

上級生や強い選手が、大きな態度を取っているような道場では、そうではない選手が通うメリットはありません。

空手は、寸止め、あるいは直接的に「攻撃」する競技という特性上、いじめや暴力の生まれやすい環境です。
だからこそ、年齢が異なっても交流をもって互いに成長に導く、という姿勢が大切になってくるのです。

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道場は変えにくいからこそ…

ピアノ教室を変えました、英会話教室を変えました、とは違い、空手は道場を変えにくいです。

◎道場によって級や段位の認定が違い、道場を変えれば白帯からやり直すことが多い
◎他の道場からの移籍を認めていない道場もある
◎試合等で前の道場の師範や指導者に会ってしまうこともある

だからこそ!最初の道場選びはかなり慎重になるべきです!!!

できれば、いくつかの空手道場を見て回り、指導者や道場生の様子をよく観察してみてください。

 

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