子供が乳児の間から働くのであれば、保育園に預けて働きますよね。
でも、3歳までは家にいて、そこから働きたい!と思うお母さんもいると思います。
3歳になると、満3歳児保育を実施している幼稚園も多く、3歳になってすぐ幼稚園に預けることもできます。
じゃあ、実際働くに当たって、保育園と幼稚園、どっちがいいの?
保育園と幼稚園、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
保育園
保育園は、児童福祉法39条に定められた、保育に欠ける乳幼児の保育を行う児童養護施設です。
保育の要件:保育に欠ける乳幼児(0歳から6歳)
保育時間:保育標準時間はを8時間とし、保育所長が決める
保育料:市町村によって定められた保育料(所得に応じて変わる)
保育者:保育士資格を持った者
メリット
○長時間保育が可能で、保育標準認定なら11時間までは延長料金がかからない
○土曜日も保育を行なっている
○給食は自園で作っている事が多く、おやつも手作りが出ることもある。
デメリット
○所得が高いと保育料が高くなる
○仕事をやめると退園になる(産育休を取れば継続可能)
○待機児童になったり、希望の園に入園できなかったり、そもそもどこの園も空きがないことも
3歳児になると、募集の枠が増えるので、乳児で待機児童になっても、幼児から入園できる場合もあります。
待機児童が多いから人気園は諦めようと思わず、まずは直接園に聞いてみるか、自治体の保育課などに相談してみましょう。
幼稚園
一方で幼稚園は、学校教育法77条に定められた、幼児のための教育機関です。
保育の要件:3歳になった春から小学校入学前までの幼児
保育時間:保育標準時間は4時間とし施設によって変わる。預かり保育による延長あり
保育料:私立→設置者が決める
公立→自治体が決める
保育者:幼稚園教諭免許
メリット
○好きな園を選ぶことができる
○私立であれば補助金が出るので保育料の負担が減る
○預かり保育を利用することで、長時間保育が可能
デメリット
○預かり保育には別途料金が発生する
○教育を基本とした施設なので、昼寝がなく、預かり保育で子供が疲れることも。
○土曜日の保育を行なっていない園が多い。
○毎日お弁当の園もある。
保育園にも幼稚園にも良さがある
上記の通り、保育園にも幼稚園にもメリット、デメリットがあります。
自分にあった保育園や幼稚園を選ぶには、しようと思っている仕事の内容、立地条件、そして保育料を総合的に見て、一番いいところを選ぶと後悔が少なくなると思います。
幼稚園はお勉強で、保育園は遊びというのは間違い
こんなイメージがある方もいらっしゃいますが、それは間違いです。
幼稚園も、自由遊びを重視して遊びの環境を整えているし、保育園も、設定保育での活動も大切にしています。
園が決めた方針に沿って保育が行われているのです。
幼稚園でものびのび保育を行っている園もあれば、保育園でもきっちりお勉強をさせている園もあります。
なので、保育園でも幼稚園でも、園や自治体の保育方針によるところが大きいということです。
また、保育所保育指針にも教育のねらいが示されており、幼稚園教育要領と同じ5領域という形で改訂されました。
模範的な範囲でいくと、教育的な視点で子供を見る観点は、保育士も幼稚園教諭も同じです。
私が務めた園は、私立も公立も、どこも就学前指導はほとんどしていません。
名前を一緒に書いたりとか、机に座って書くトレーニングとか、鉛筆の持ち方とか、それくらいでした。
保育園でも幼稚園でも、保育方針が自分に合った園を選んだり、預けやすい状況を見極めていくことが大切です。
まとめ
まずは、幼稚園にも保育園にも見学に行き、保育方針の合って、働きやすい園に入園させるのがベストだと思います。
保育園は待機児童もあるので、保育園に直接聞いてみたり、自治体の保育課などに確認してみましょう。
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