9月入学にするなら習熟度別学年、新卒一括採用の廃止による社会改革もセットじゃなきゃダメ

9月入学にするなら習熟度別学年、新卒一括採用の廃止による社会改革もセットじゃなきゃダメ

9月入学の議論を賛成と反対の両方の立場から論点整理では、まず今ツイッターなどのSNS上でみんなが議論している9月入学の問題について、勝手に論点整理をしてみました。

その中で、自分なりに意見がまとまってきました。

私は、長期休校の対応として、学生の救済のための9月入学には賛成です。

ですが、この9月入学によって影響を受ける子供達が、これから生きる社会で、よりよい方向に向かうための制度であってほしいと思います。

そのためには、タイトルにもあるように、習熟度別の学年編成、新卒一括採用の廃止による社会改革が必須条件です。

年少児までの区切り保証と、それより下の子供は習熟度別学年編成

現在幼稚園に就園している年少の学年までは、学年区切りの保証をつけることが一番かと思います。

この案だと、保育園の待機児童は3年のみ増加。
その3年の間に、飛び級や習熟度別の学年編成、という、それこそグローバルな視点から教育を改革することで、今の未就園児より下の学年の子供たちは、親がどちらの学年に入れるか判断できる制度にする。

今のお腹の子から区切りを守ってあげたいですが、現状としてこれ以上の待機児童は全体の利益としても避けたいところだし、乳児は月齢保育をしている園もたくさんあると思うので、未就園児以下で妥協することで、現年中児のいきなり1年生問題は避けられると思います。

そこで、習熟度別の学年編成も取り入れることで、計画出産された方は、学年を選択できる制度を利用して、今後も学年差を維持することもできます。

ただし、これは一例なので、今出ている案よりもいい、制度設計が必要になると思います。

9月入学にするなら、みんなが幸せになる選択肢を見つけてほしいですよね。

学年のひずみ問題は年功序列社会の産物

現年中児が飛び級になるのは、絶対おかしいと思います。
特に年長組を飛ばすのは、最高学年での行事などを楽しみにしている保護者からの反発もあるでしょう。

ただし、それは日本式の教育方針、ひいては年功序列型の日本社会が作り出したものだと考えています。

日本の平等は、同じ条件でスタートすること。

なので、4月生まれ有利説が出てくるんです。
今回、私もそうですが、我が子を早生まれのような扱いにしたくない!というお母さんたちの意見に触れ、早生まれの子を持つ親として、傷ついたこともありました。

実際には、月齢差もありつつの、個人差が大きいということは、教育関係者ならわかると思います。
納得の月齢だなという子供、そうではない子供がいること。

それでも、学年を生まれた時間だけに限定することで、17ヶ月の月齢差が問題とされるんじゃないかと。

諸外国では、子供の発達に応じて入園入学を遅らせたり、はたまた早めたり、中には飛び級をして先の学年に進んでいく子供もいます。
なので、生まれ月を気にする必要がないんです。

そして、何より就職。
9月入学になると新卒一括採用にも問題が出る、といいますが、新卒一括採用自体が外国から見るとおかしく、没個性の就職活動を学生に強要しているだけなんです。

新卒一括採用が、学歴社会を生み、学習歴を重視しない採用方針になり、勉強をしない学生が増え、日本の大学のレベルが落ちている根本的な問題だと思います。

はまじ
リーマンショック時代の就活生を経験しているので(初めは保育士でなく、一般企業の就職活動をしていました)、この新卒一括採用が本当に嫌いです。

新卒一括採用、そして年功序列社会に、同じ歳に生まれたあなたが一緒に出世していくことが、とても重要だったのです。

今回の9月入学による年中組の飛び級とは別問題として、学年のひずみ問題が出てくる事自体が、社会問題として取り上げられるべきなんだと思います。

その年功序列型の社会を変えていけなければ、いくら9月入学にしたところで、グローバル化が進むわけがない、というのが個人的意見です。

はまじ
そして、9月入学という大きな改革の中で、習熟度別の学年区分、学生の通年採用などに社会全体が舵を切れるか、というところまで見通さなければいけないです。

その意見、相手を傷つけていませんか?

賛成意見にも反対意見にも、正当な理由があり、またそのどちらの意見にも矛盾があります。

でも。でもね。

こんなことになったのは、誰のせいでもありません。
新型コロナウイルスという、未知のウイルスが原因。

ツイッターやネット上で意見を交わすのはいいことだと思います。
テレビは賛成意見を取り上げ、ネットは反対意見を取り上げている事も多いですが、だからテレビが正しいこともないし、ネットが正しいこともない。

ただ、自分に利害が絡んで声を上げる時には、その向こうにいる人を傷つけない言い方が大切。
傷つけたとわかった時に、どう対応するかも大切。

長男の幼稚園のお母さんたちとお話していると、やはり9月入学の話題にもなりますが、ネットで声を上げている人よりは、冷静な受け止めをしているということ。

はまじ
意見に偏りがありすぎると、どうしても他人を傷つける方向に流れてしまいがちです。

特に、子供を持つお母さん。
学生に噛み付いた言い方するのはよくないですよ〜!
そんなお母さんの姿、子供がみたいと思いますか?
その噛み付く時間、子供と一緒に絵本見た方がよっぽど有意義かと。

意見を発信することと、人を貶めることは違います。
学生も同じく、ネットリテラシーを身につけて!

決まったことから勝ち残る方法を

私自身は、自分の利害や子供の利害を考えれば反対寄りですが、現在教育を受けている子供全体の学びの保証も大切です。

オンライン授業が進まない中、休校対応としての9月入学制度には賛成です。

はまじ
もし9月入学になって、年長の長男の学年に不利なことがあっても、前向きに乗り越えられる方向で考えていきたいです。

それには、9月入学が、子供たちの未来をよりよくする場合でなければなりません。

また、4月入学のままとなっても、受験生も自分のよりよい未来のために、今の大切な時間を後悔しないために、今できることを頑張る方向に、気持ちを切り替えてほしいなと思います。

9月入学、やるなら社会変革がセット

というわけで、9月入学にするなら、この条件なら賛成できる!というものをあげてみました。

飛び級習熟度に応じた学年の選択ができる教育社会にすること

オンライン授業の導入などは、議論の余地なく、スピード感を持って対応すること

◎今回は最低でも年少までの子供たちの幼児教育期間を守ってほしいこと

◎新卒一括採用をやめ、通年採用転職による採用を積極的に行う社会にすること

これらを守るのであれば、9月入学賛成。
この条件ならば、今後の子供たちが生き抜く社会にとって、よりよい方向に進めるからこそ、反対寄りの私でも賛成できるかなというものです。
それ以外なら、今はまだ改革するべきじゃないかと。

はまじ
社会がよりよい方向に向くための9月入学になってほしいです。

結局問題は、これら全てを賄う財源と人材が確保できるのかという所に着きそうです。
教育学会や保育協会の反対意見も、結局は財源確保が難しいからというのが理由としてあげられています。

もっとみんなが救済される道になってほしい。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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